ちょっと太めのメカチュピ発見

先日、ギズモード・ジャパンを見ていてこんな記事を発見しました。
第一印象:「太めのメカチュピ」(わかる人だけわかって下さい)

これちゃんと飛ぶんですよー。しかも羽ばたいて。
アマゾンで購入可能

リンク元の記事では動画も見れます。
欲しい方はどうぞ購入を。そしてゼフェルになった気分で遊んであげてください。

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ついに決着 次世代DVD

http://newsflash.nifty.com/news/te/te__jiji_19X144KIJ.htm
やっと次世代DVDが1本に決まったらしいですね。
HD DVDの方がメディアが安くて良かったのですが、大手の映画配給会社が撤退したのは相当な痛手だったのでしょう。
待った甲斐がありました。
あとはBDに統合することで価格競争が起こって今よりさらにお手頃価格になるのを待つだけ(結局また待つのですが)
一本化するのを待ってまだビデオで録画していますが、早く次世代DVDに変えたいです。
ビデオテープって場所とるんですよねーgawk

しかし実家はもうすでにHD DVDにしている(両親ともに韓ドラにはまりまくってます)のですが、HD DVDの生産打ち切り、全面撤退となると、メディアはどうなるんでしょうか?
本体は生産がなくなっても当分メディアだけでも生産してくれるのでしょうか?
とりあえず現時点では東芝のHPでは18日付のお知らせしかないのでその点ではわからないですが。
・・・東芝さんも大変ですね・・・・・・・

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『いばら姫またはねむり姫』

1990年/日本・チェコ/22分
監督:川本喜八郎 原作・ナレーション:岸田今日子

パペットアニメに興味が無い方でも「人形劇・三国志」や「人形劇・平家物語」は一度は目にした事があるのでは。
これはその三国志や平家物語を製作した川本喜八郎監督の作品。もちろん人形。
しかしあの人形劇の精巧さに驚嘆した人はこの作品でもまるで本当に息づいているかのような人形に圧倒される。
昨今の人形のようなグラスアイなど使っていない川本作品の人形。しかしその表情の豊かさたるや!
人形劇ではなく、パペットアニメーションならではな流麗な動き。
一つ一つのシーンすべてが印象深く。
特にラブシーンで姫の胸が呼吸で上下する動きや仰け反る姿に息を飲むほどのリアリティを感じ、感動しました。
人形たちの「演技」の素晴らしさはまさに珠玉。

ストーリーは「眠りの森の美女」の岸田今日子版。
大人のための童話です。
御伽噺は大好きなので、いろいろなバージョンの御伽噺を読んだり見たりしていますが、まぁこちらもその中であったパターンの一つ。
しかし、このパペットアニメーションという素晴らしい媒体を通した時、どのバージョンよりも大人の心に訴えかける(特に女性)作品になったのでは。
ストーリーはネタバレになるのであまり書きたくありません。
しかしこれは確かに悲恋物語だということだけを書き述べておきます。
全てを捨ててもかまわない。我を忘れるほどに相手を求める。
ふとした瞬間に訪れるその気持ちの高ぶり。
そして恋破れた時の魂の慟哭。
それら全てを乗り越えて、少女は母になる。少女の母がそうであったように。

難を言えば岸田今日子のナレーション(台詞は一切無く、ナレーション(姫の語り)だけで物語は進行します)を聞くと、どうしてもムーミンを連想してしまうことかな。
しかしそれも見続けているうちに話と映像に引き込まれ、気にならなくなります。

22分という短い時間。
その短さを全く感じさせない濃厚で充実した時間を過ごせる作品でした。

川本喜八郎 Official Web site
http://www.kihachiro.com/

名称なんかどもでもいい - 日本2
人形---------この不可思議なるもの.....川本喜八郎とイジィ・トルンカの世界
http://plaza.rakuten.co.jp/ekatocato/3001

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「黒馬物語 ブラック・ビューティー」

監督: キャロライン・トンプソン

アンナ・シュウエル(シューエル)原作「BLACK BEAUTY」の映画版。

良かったです・・・!(感涙)
子供用のコーナーにありましたが、大人が見ても感動できる作品です。

「最も美しい動物」と讃えられる、馬が主人公の物語。
「白馬の王子様」という形容詞がある通り、白馬は美しいとは思いますが、黒馬のあの毛艶の美しさは視線の吸引力と言っても過言ではないくらい。
私は白馬よりも黒馬が好きです!!
画面にあふれる美しい馬の姿。
特にブラック・ビューティーの馬体の美しさ、毛艶の良さ、筋肉の躍動感はうっとりと見惚れてしまいます。

動物物というと、人間ももちろんかかわってくるのですが、大概動物同士助け合ったり冒険したり、という動物の世界の中に人間とのかかわりがある、というような作品が多いように思われますが、こちらの作品は違います。
最初から最後まで、野生馬ではありえない、家畜として生まれたブラック・ビューティーが、人間社会の中でどのような生涯を送ったかというもの。
慈悲深くやさしい主人、自分勝手でひどい主人。
動物は自分で自分の主人を選べません。
それでも母の教えを守り、人間に尽くし、友を大切にしていくブラック・ビューティー。
・・・思い出すだけでいじらしさに涙が。
馬に対してひどい扱いをする人間を見ていると、むごさにいたたまれなくなります。
人に対しても動物に対してもやさしい人間になりたいものです。

素直に感動できる作品を見たいなら、こちらはとってもオススメの一品です。

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「プライドと偏見」

監督:ジョー・ライト。主演:キーラ・ナイトレイ。

ジェーン・オースティン原作の有名な小説「高慢と偏見(Pride & Prejudice)」の映画版。
古典物が好きなので、数年前「いつか晴れた日に(SENSE & SENSIBILITY)」を見たのをきっかけに、ジェーン・オースティンの作品集を留学中に買って読んで見ました。
その後、「EMMA」も映画化し、こちらも見に行ったのですが、今回はビデオで。

いろいろなレビューを見て見ると、BBCドラマ版の方が評判が良いようですが、主演に関してはこちらのキーラ・ナイトレイが軍配が上がるようです。
残念ながらまだBBCドラマ版は見てない(近所のTSUTAYAに無い)ので、私自身は比べての意見は言えないのですが、彼女の演技は良かったと思います。
プライドを持った女性の芯の強さを、あの目と表情が描ききっています。
綺麗なおねえさんは大好きなので目の保養v
ただ、「姉妹一美しい」と称される長女ジェーンはちょっと・・・私の好みではなかったです。
まあ、あの当時の美の基準からすると、確か金髪→黒髪→栗色(黒髪と順番は逆だったかも)→赤毛の順番で美人度があったらしいですので、その基準からすると彼女は確かに美人ではありますが。

DVDの良いところはメイキングがあったりするところ。
こちらのDVDにももれなくメイキングがついていてとても楽しめました。
イギリスの風景の美しいことと言ったら!
家屋敷もまさに芸術品。
映画の随所にまるで一幅の絵画のような映像が散りばめられております。
音楽もまた素晴らしい。

ちょっと衣装で気になったのが主演のキーラ・ナイトレイの普段着。
あの当時、舞踏会の時のようなハイウエスト(?)な感じの衣装だったような印象があるのですが、なんだか時代が違っているような。

お話はやはり映画ということで時間が限られているのでそこの限界があるにしても、良い作品でした。
「エマ」の方が可愛らしい感じで女の子には受けると思うのですが、こちらはもっとしっかりとした感じの女性で、プライド高い(自我がしっかりある)賢く美人の女性が好みの私としてはこちらの主人公の方が好きです。
まあ一言で言ってしまえば気が強い女性と不器用な男性の恋物語なのですが、主役の二人のみならず、脇役のキャラクターが一人ひとりしっかりしている上に、丁寧に作られた作品ですので、終わりまで飽きずに見ることができ、最後にはほっこりと胸が温かくなります。

女性に財産の相続権が無い時代。今のようなあからさまなスキンシップなど夢にも存在し得なかった時代。
これからの人生を生きるために、独身の女性も男性も結婚にそりゃあもう必死です。
だからやたらと財産のことが話題になっています。
ここらへんは時代のせいですので、「なんでこんなお金のことばっかり・・・」とうんざりしてはいけません。
作品中にも説明がありますが、この時代、女性は財産を持った男性と結婚できないと、無一文になってしまうのですから死活問題です。
しかし恋の悩みは今も昔も変わりません。
時代が変わろうとも男女の本質もあまり変わらないのでは。
古典が苦手という方も、楽しめる作品なのではと思いました。

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「魔笛」

監督:ケネス・ブラナー

映画「アマデウス」を見た時から、一度は見て見たいと思っていたモーツァルトのオペラ。
その中の最も有名な作品の一つである「魔笛」の映画化です。
映画館の予告でこれを知った時から楽しみにしておりました。
監督はケネス・ブラナー。「ハリー・ポッター」のロックハート先生を演じていた方と言えばわかる方も多いはず。

なんと言ってもモーツァルト作曲の音楽と、本物のオペラ歌手の歌う歌声のすばらしさに陶酔します。
彼はまったく天才です!
オペラをまったく見た事の無い私みたいな人には入門編としては最適なのではないでしょうか。
歌詞もほんのちょっとある台詞もすべて英語にしてくださっているのでわかり易いし、それにさらに字幕があるので。(原作はドイツ語)
まぁ、そこが気に食わない方もいらっしゃるとは思いますが。
ストーリーはあらすじをさらっと知っているだけでしたが、音楽、特に「夜の女王のアリア」やパパゲーノの歌は「アマデウス」や「のだめ」等でも聞いた事が有り、とても楽しめました。
夜の女王のコロラトゥーラのすばらしいこと!
素晴らしい歌は細胞が活性化するような気がしますね。
そのほかの歌も素晴らしいですが、三人の次女や三人の童子のハーモニーの素晴らしさには陶然となります。
時代設定は第一次世界大戦前夜ですが、物語の大筋は原作のまま。
実際のオペラでは成しえない効果や、人物のアップなど、映画ならではの見せ方がとても楽しめる作品だと思います。
(実際のオペラでは人物の表情などはオペラグラスとかでしか見えないでしょうし)
ただ、CGがCGだとちょっとあからさまにわかるシーンとかはちょっと残念。特に遠景。

時間は139分。
しかし、予告がさらに約20分あり、途中腰が痛くなって苦しかった・・・。
音楽を堪能するためには映画館での鑑賞を強くオススメしますが、長いのがつらい方には向かないかも。
私は予告見るの好きなんですけどね。
今回も上映が楽しみな作品が何本も紹介されていましたし。

とりあえずあの感動が薄れないうちに、まずはCDを購入したいと思っております。

公式サイト
魔笛」(Wikipedia)

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ヤン・シュヴァンクマイエル DVD3本

シュヴァンクマイエル作品の内、「ファウスト」と「ジャバウォッキー その他の短編」「ヤン・シュヴァンクマイエル 短篇集」を見ました。

以前見た「Alice」が妙に印象に残ったので、いろいろ調べてみたのですが、とても有名な方だったのですね。
気持ち悪いと思いつつ、妙に惹きつけられる。
一度見てしまえば、記憶に残る。
「怖いもの見たさ」という言葉がしっくり当てはまるかもしれません。
短編集は見た時期がことなるので、どちらに入っていた作品か、どの作品か少々記憶が混じっております。

「ジャバウォッキー」、妙に可愛らしいのに、それでも随所に散りばめられるシュールな映像。
人形ってなんであんなに気持ち悪く見えるのでしょうか。
とにかくたくさん、画集に集めたくなるような映像が楽しめます。
一番印象に残ったシーンの感想:「ナイフが、ナイフがぁぁっ!!」

「オトランタ城」、昔話や御伽噺。その舞台となった古城でそのお話を検証する。
これはちゃんとストーリーがあるので、普通に見れました。

「庭園」・・・深い話だ。
恐らく政治的意味合いが含まれているということが比較的顕著にわかる作品。
(シュヴァンクマイエルの作品にはなんらかの政治的メッセージが込められている作品が多い)
映像もそうだが、メッセージ性がより強い。
ショート・ショートのようで結構好き。
チェコでは20年間上映禁止だったそうで。

「家での静かな一週間」
すみません。これはまったくわけがわからなかったです。
でも最後に家の爆破されるシーンが出なかったのは良い。
このことによって余韻が生まれている気がする。

「フード」これもまた気持ちが悪い。
こちらは確かいくつかの関連した話に分かれていたはず。
(検索・・・あ、朝食、昼食、夕食で分かれているらしい。)

 朝食:二人の男が向かい合って座っている。
 片方がフード・ディスペンサー。もう片方が指示どおりに操作して食事。食事が終われば・・・

 昼食:レストランで向かい合って座っている2人のまったく違うタイプの男。
 片方は上流階級。もう片方は貧乏人。
 ウェイターに注文をしようとするが、ガン無視。
 中国では四足のものはテーブル以外は何でも食べるとか言う言葉をきいたことがありますが、テーブルすら食べてしまいます。
 粘土細工との融合。

 夕食:食べているものが・・・

「肉片の恋」
 肉のダンス。肉そのものが主人公。しかし所詮は肉。

「石のゲーム」
「あ、かわいい」と思えたのはこれだけかも。
まぁそれも最初だけだった気がするけど。
発想がすばらしい。

「フローラ」
たぶんこの映像を「アリス」のオマケの宣伝映像で見て見たくなった。
ただ成す術も無く腐っていく体。

「ワイズマンとのピクニック」
「ジャバウォッキー」の大人版といった印象。
珍しくラストが想像できた作品。

「スターリン主義の死」
「庭園」よりもさらにあからさまに、ダイレクトに政治的メッセージが表現されている作品。
ストレート過ぎて他の作品のように「作品」として楽しめない。
まるで直接シュヴァンクマイエルの政治への批判を見せ付けられているような感じ。
ただ、同DVDについていたオマケでこの作品のメイキングがあり、そういう意味ではとても楽しめた。

「ファウスト」
なんだかんだ言って傑作だと思います。
ただ、ゲーテのファウストとは別物です。大本の「悪魔との契約」は一緒なのですが。
悪夢に引きずり込まれた男、といった感じ。
罠が日常のそこかしこに隠れている。

もうここまで見れば完全にはまっていますね。
また機会があれば彼の別の作品が見たいです。
・・・それでも少し躊躇があるのですが。

シュヴァンクマイエルにもっとのめりこみたい方はこちらへ。

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「野ばら」

監督:マックス・ノイフェルト、出演:ミヒャエル・アンデ

ウィーン少年合唱団の歌声聞きたさにレンタル。
最初に彼らの歌声が聞こえた途端、思わず姿勢を正してしまいました。
それだけの力のある歌声です。
ただ、残念なことに原版がとっても古いらしく、画質も良く無いし、音もあまり・・・
DVDで借りたのですが、やはり古い作品のせいか、吹き替えもなければ(吹き替えは好みではないので見ないのですが)、ドイツ語の字幕も無し。オマケ的な映像や解説も一切無し。
ちょっと残念。

お話の感想としては、御伽噺です。
登場人物すべてが善人ばかり。(守衛さんがちょろっと意地悪そうですが、彼もお仕事やってるだけですしね)
亡命してきた孤児の少年をあっさりと引き取るおじいさん。
歴史と伝統あるウィーン少年合唱団だというのに、いきなり行って校長先生の一言で入団テスト。しかも入れなければ映画にそもそもなりませんが、ものすごくすんなり入団OK。
・・・そんなに広い門のはずがありません。
寄宿舎や学びの場の少年達のやけに理解のある、うすっぺらいばかりの善良な態度。
(子供とはいえ、けんかもすれば足の引っ張り合いもあんなものじゃすまないでしょう)
大事なお金を金庫にも入れずに部屋を出る寮母さん。
(そりゃ遅かれ早かれいつか盗難にあいます)
牛乳の注文をしに行くのになぜに服を土地のお嬢さんのような格好にしなければならない。コスプレですか?
それから特に私的に一番必要ないと思われたのは、若き指導者と寮母さんの恋愛。
少年合唱団のお話と寮母さんの恋愛話と二つの別の話を同時に見ているようでちぐはぐな印象が。
そのほかにも突っ込みどころがありまくりな(これ以上書くとネタばれがはなはだしくなるので、自粛)、小さいお子様用のファンタジーですか?みたいなお話でしたね。

しかし、舞台はすばらしいです。
風景や建物の美術は一幅の絵画のよう。
教会に、チロルの壮大な山に広がり響く少年達の澄明な歌声。
特にクライマックスのアヴェ・マリアは、ソロは女性のソプラノ歌手が歌い、少年達はバックコーラスとして歌っているのですが、こちらが素晴らしい。
(またこのソプラノ歌手の女性が美人さん!)

お話をさんざんにけなしてはいますが、でも良い映画ですよ。
(寮母さんの恋愛話以外は)
少年の母代わりの寮母さんを慕うためにとった態度に、少年の無事を祈る寮母さんのシーンに思わず涙が。
ウィーン少年合唱団の出演した映画は「青きドナウ」というものもあるそうですので、今度はそちらを借りて見て見たいものです。
こちらの方が恋愛が絡んで無い分、少年達の生活や悩みがテーマとなっているそうで、見ごたえがありそうです。
ただ、近所のツタヤには無かったから、いつになることやら。

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「アラビアのロレンス」

「Lawrence of Arabia」1988年【英】、デビット・リーン監督。

映画界に燦然と輝く名作の一本。
しかしとりあえず言います。
長い。
ひたすらに長い。
それだけは覚悟しなければ絶対に見れない作品です。

さて、感想です。
それほど映画マニアでもファンでもないので感想も薄いものになってしまいますが、ご容赦を。
アラビアンな文化がなんとなく小さい頃から好きだった私。
それでいくと舞台は完璧です。
広大な砂漠、蜃気楼、「砂漠の舟」とも称される駱駝、民族衣装。
アラビアンが好きな方はこれだけではまれる要素がぎっしり。
そしてこれだけ徹底して余計な美女が一人として出演していない映画は、私は始めて見ました。
いえ、正直言うとアラビアンな美女がいつ出てくれるのかと(衣装が見たくて)わくわくして見てたのですが、結局1シーンたりとも女性が背景として以外出ているシーンはございませんでした。
しかし、この作品はこれで良かったのです。
昨今の作品はとりあえず必要の無い美女やら必要の無いロマンス要素が必ず入っていて興ざめすることもありますので。

まぁ言ってしまえばほぼ戦争映画ですので、話的には好き嫌いはでると思います。(その前に長さに挫折する方もいらっしゃるでしょう)
それでもこれは一人の男の伝記です。
見ごたえがあるのは前半だと思います。わくわくする冒険的なものも。
しかし、人間としての奥深さ、苦悩、英雄と祭り挙げられていた者の挫折、理想と現実、そういったリアリティのあるストーリーは、後半にこそ詰まっています。
だからこその2部構成。この映画は2種類の映画によって構成されているのだと感じます。
一番「おお!わかりやすい!!」と思った解説としては、アマゾンのカスタマーレビューで「旧775」さんが書いたコメント。
義経=ロレンス。
言われて見ればものすごく良く似ています。
そうするとアリは弁慶、ファイサル王子は頼朝ってとこでしょうか。
「二人とも戦いには恐ろしいまでの力を発揮するのに、政治的駆け引きが下手だから最後は不遇」
この一言がストーリーをすべてまとめて下さっています。

歴史に残る名シーン、名台詞の数々。
どなたもきっと思うでしょう。
この映画は、あの当時だからこそ作れ、そして現在では決してリメイクなんて出来ないと。
自然のロケーションで、本物のエキストラを使ってこそのあのクオリティ。
現在では100%お手軽(技術もお金もかかりますが)に乱用されているCGを使うことができなかった時代だからこそのあの臨場感。
CGは確かに技術の革新で本物同然、本物以上の迫力を出すことが出来ます。
ですが、どこか「薄く」感じてしまうのです。
3Gで作られているにもかかわらず、薄い。存在感も何もかも。
かといって手作り風味がまだ残っていた頃のCGを見ると現在のCGのありがたみが良くわかるのですが。
それでも。
「自然」と「本物」のパワーには勝てないのだと思います。
ストーリーを好きになれない方も、この映像と背後に流れる音楽のすばらしさにはきっと共感していただけるはず。

キャスト。
これもすばらしい。
主役のピーター・オトゥールは言うに及ばず。
アリ役のオマー・シャリフがかっこよすぎ!
すばらしい貫禄と品のファイサル王子役のアレック・ギネス。
「彼こそアウダだ!」と監督に言わしめたアウダ役のアンソニー・クイン。
輝いております。

私はメイキングを見るのが大好きなのですが、完全版にはありがたい事にそのメイキングが特典ではいっております。
本編を見た後こちらを見たのですが、「あのシーンはこんなことが!」とか裏話が満載で、製作者には失礼なことですが、個人的に特典が一番お気に入りです。
なんでも完全版は、編集で切り取られてしまったフィルムが奇跡のようにあったのですが、その部分は残念なことに音声が入っていなかった(消えていた?)そうで、そこで当時のキャスト本人がその部分をアフレコして製作されたそうで、その映像がはいっています。
ピーター・オトゥールは、「今になってようやくロレンスの台詞が言える」というようなことを言ったそうです。
若かった当時には絶対に演じ得なかった深みが、長年の芸暦と人生の年齢によって演じることができた、そんなことが伺える、すばらしい言葉だと思います。
余談ですが、彼は「レミーのおいしいレストラン」の料理評論家の声もやっていらっしゃるとか!
それを知った時、私の中であの作品のランクがもう2段階ほど上がりました(笑)
(レミーもとっても良い映画でしたよ)

最後に私の心に深く突き刺さったファイサル王子の台詞を。
「あなたは将軍に過ぎない。私はいずれ王となる身です。」
王子、好きだー!!!!

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「ニュー・シネマ・パラダイス」

「Nuovo Cinema Paradiso」。
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ、出演:フィリップ・ノワレ
あまりにも有名すぎる名作です。
以前ノルウェー人の知人に「オススメの映画って無い?」と聞いたら、迷わずこれを強く薦められ、レンタルしてみました。完全版を。
そういえば彼女は原題の「ヌーヴォ・シ(キ)ネマ・パラディソ」と言っていました。イタリアも旅したことある国際派な人だった・・・

あの、切なくも郷愁を書き立てられるエンニオ モリコーネ作曲の名曲。
テレビの無い時代、映画がニュースすらも放送していた、すばらしい娯楽だった時代。
ラストシーンにいたるまでのさまざまな出来事。
一人の男の人生のすべての回帰に繋がるシーン。
ボロボロ泣けました。
見終わった後、確かにこれは数々の栄冠に輝いただけの作品だと思いました。

だがしかし。
「あそこは無い方が良かったんじゃ・・・」というような、私的には蛇足に見えるシーンも無きにしも非ず。
(特に初恋の人と再開してのアレやコレや)
そこであちこちのサイトを見てみたのですが、「日本/アメリカ公開版」は124分と約1時間ほど(完全版は175分)短いものらしい。
すべてすべて細かに説明や補足のように継ぎ足された完全版よりも、やはり個人でさまざまに思いをめぐらせられる余地がありそうな公開版の方が、やはり名作だと謳われるにふさわしいものだったのではないでしょうか?
少なくとも私は恐らく公開版ではカットされたであろうシーンでは高まった感動が冷めていく気がしました。(偏見かもしれません)
公開版はまだ見ていませんが、最初に見るならばやはり公開版の方がオススメかもしれません。
兵士が99日目で立ち去るそのワケを知りたければ完全版ではその答えが明かされています。
ああ、それと、アルフレートの真意も。

さて、物語の解釈が人によって違うものならば、感想も人によって違うものです。
感動した!という人もいれば、「これのどこが名作?」という人もいます。
確かに「これでもか!」とばかりに作られたこの作品は涙を誘います。そこがあざといと感じる方もいらっしゃいます。
人生の先輩として、息子のように愛するトトを導いていったアルフレート。
すべて終わって初めて彼の真意がわかります。(完全版では説明があります)
そこに人生の師、父とも慕った彼の計り知れない愛を感じて感動を覚えます。
しかし、時を置いて振り返り、少々うがった見方をすれば、映写技師にしかなれなかった彼が、あたかも自分の息子に自分がなれなかった夢を叶えさせるように仕向け、そのためにはトトの恋すらも阻んだ、といういやらしい見方もできます。
ただ、いろいろな思いを喚起させてくれる。
それだけでこれは名作だと言い切れるのではないでしょうか?

ところで中年になったトトをジャック・ペランが演じているのですが、その配役を見たとき叫んでしまいました。
「ロバと王女」の王子様!?
確かにあの甘~いマスクは王子さま。
彼はこの「ニュー・シネマ」で一躍有名になったそうですが、フランス映画なんてロクに見ない私が2度も同じ俳優さんにお目にかかるとは夢にも思っておりませんでした。

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