「プライドと偏見」
監督:ジョー・ライト。主演:キーラ・ナイトレイ。
ジェーン・オースティン原作の有名な小説「高慢と偏見(Pride & Prejudice)」の映画版。
古典物が好きなので、数年前「いつか晴れた日に(SENSE & SENSIBILITY)」を見たのをきっかけに、ジェーン・オースティンの作品集を留学中に買って読んで見ました。
その後、「EMMA」も映画化し、こちらも見に行ったのですが、今回はビデオで。
いろいろなレビューを見て見ると、BBCドラマ版の方が評判が良いようですが、主演に関してはこちらのキーラ・ナイトレイが軍配が上がるようです。
残念ながらまだBBCドラマ版は見てない(近所のTSUTAYAに無い)ので、私自身は比べての意見は言えないのですが、彼女の演技は良かったと思います。
プライドを持った女性の芯の強さを、あの目と表情が描ききっています。
綺麗なおねえさんは大好きなので目の保養v
ただ、「姉妹一美しい」と称される長女ジェーンはちょっと・・・私の好みではなかったです。
まあ、あの当時の美の基準からすると、確か金髪→黒髪→栗色(黒髪と順番は逆だったかも)→赤毛の順番で美人度があったらしいですので、その基準からすると彼女は確かに美人ではありますが。
DVDの良いところはメイキングがあったりするところ。
こちらのDVDにももれなくメイキングがついていてとても楽しめました。
イギリスの風景の美しいことと言ったら!
家屋敷もまさに芸術品。
映画の随所にまるで一幅の絵画のような映像が散りばめられております。
音楽もまた素晴らしい。
ちょっと衣装で気になったのが主演のキーラ・ナイトレイの普段着。
あの当時、舞踏会の時のようなハイウエスト(?)な感じの衣装だったような印象があるのですが、なんだか時代が違っているような。
お話はやはり映画ということで時間が限られているのでそこの限界があるにしても、良い作品でした。
「エマ」の方が可愛らしい感じで女の子には受けると思うのですが、こちらはもっとしっかりとした感じの女性で、プライド高い(自我がしっかりある)賢く美人の女性が好みの私としてはこちらの主人公の方が好きです。
まあ一言で言ってしまえば気が強い女性と不器用な男性の恋物語なのですが、主役の二人のみならず、脇役のキャラクターが一人ひとりしっかりしている上に、丁寧に作られた作品ですので、終わりまで飽きずに見ることができ、最後にはほっこりと胸が温かくなります。
女性に財産の相続権が無い時代。今のようなあからさまなスキンシップなど夢にも存在し得なかった時代。
これからの人生を生きるために、独身の女性も男性も結婚にそりゃあもう必死です。
だからやたらと財産のことが話題になっています。
ここらへんは時代のせいですので、「なんでこんなお金のことばっかり・・・」とうんざりしてはいけません。
作品中にも説明がありますが、この時代、女性は財産を持った男性と結婚できないと、無一文になってしまうのですから死活問題です。
しかし恋の悩みは今も昔も変わりません。
時代が変わろうとも男女の本質もあまり変わらないのでは。
古典が苦手という方も、楽しめる作品なのではと思いました。
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